θは遊んでくれたよ

少し体も楽になったので、行き帰りの電車の中で、久しぶりに読書する時間がとれた。
ここ数ヶ月はとても忙しくて、毎週買っている雑誌に目を通すのが精一杯だが(呼んでる途中にウトウトしてしまうか、疲れ切ってiPodを聞いているくらいが精一杯の時もままある)、この時期なら買ったけどまだ開いてすらいない小説を読む貴重な時間が取れる。
そんなこんなで、今日は取り合えず森博嗣氏の「θは遊んでくれたよ」を読んでみた。


 内容は、森氏の作品の傾向だが、作品自体がシリーズ作となっていて、個々の作品としては完結しているが、シリーズを通した謎がありその断片がこの作品の中にも現れていて、その謎についてはこの後発売される作品の中で明らかになるのだろう。
 また、前に発表されている15冊の作品群を読んでいないとキャラクターの魅力が伝わりにくいところがある。
 内容としてはさらっとした感じで、登場人物の魅力で面白くしている比率が以前の作品よりも高く感じる。
 個人的には、話の後半に海月君の意外な一面が現れて愉快だった。ミニ犀川助教授?

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